性の悩みをひとりで抱えないために
性の悩みは、人に言いにくいぶん一人で抱えがち。でも、抱え込まないことが回復への近道です。
一人で抱えると大きくなる
『自分だけがおかしいのでは』という不安は、誰にも言えないことでどんどん膨らみます。実際には多くの人が同じ悩みを抱えており、口に出すだけで楽になることも少なくありません。
相談先はいろいろある
信頼できる友人、パートナー、婦人科や心療内科、専門のカウンセラー、各地の性の健康相談窓口など、相談先は一つではありません。内容に応じて選べます。
体の痛みや不調なら婦人科、心理的なつらさならカウンセラー、というように使い分けられます。
専門家に頼るのは前向きな選択
『こんなことで相談していいのかな』とためらう必要はありません。性の悩みは健康の一部であり、専門家は日常的に扱っています。頼ることは弱さではなく、自分を大切にする行動です。
信頼できる情報も支えになる
医師監修の記事や医学事典など、信頼できる情報に触れるだけでも『自分だけじゃない』と安心できます。ネットの不確かな情報に振り回されないよう、情報源は選びましょう。
いちばん近い人に、いちばん話しにくい
パートナーがいても、性の悩みはその相手に言いにくいことがあります。傷つけたくない、責めていると思われたくない。気を遣うほど、言葉が出てこなくなります。
友人には「うちはうまくいっている」と言ってしまい、相手には何も言えない。そうして誰にも話さないまま、寂しさだけが積もっていく人もいます。
パートナーに話すときの小さなコツ
話すなら、夜の寝室より、並んで歩いているときや車の中のほうが切り出しやすいことがあります。顔を見ないで話せる場所は、お互いに身構えずにすみます。
「あなたが悪いわけじゃなくて」と最初に一言そえるだけでも、相手は話を聞く姿勢になりやすいです。全部を一度に話さなくてもかまいません。
よくある質問
Q. パートナーとの悩みを、パートナー以外に話すのは裏切りですか?
裏切りにはあたりません。相手との関係を大事に思って悩んでいるのですから、気持ちを整理するために誰かに話を聞いてもらうのは、関係を守ることにもつながります。
Q. 婦人科で性の悩みを相談していいですか?
もちろんです。性交痛・オーガズムの悩み・性欲の変化など、婦人科で相談できる内容はたくさんあります。気軽に頼ってよいのです。
Q. 誰にも知られたくありません。
専門の相談窓口やオンライン相談など、プライバシーに配慮した選択肢もあります。一人で抱えず、安心できる方法を選んでください。
言いにくい悩みだからこそ、一人で抱えないでほしい。話すだけで軽くなることもあります。頼ることは、ちっとも恥ずかしくないですよ。
パートナーがいるあなたへ
感じにくさや「イケない」悩みの根っこには、体より先に、緊張や言えない寂しさがあることが多いです。技術の話の前に、気持ちの置き場所を読んでみてください。